ゴールデンウィークに向けて!海外での感染症予防⑤~動物に注意!~

皆様、こんにちは(^^)/
本日は海外渡航において注意すべきこと第5弾!です。
今回のテーマは「動物」です。動物好きの方なら、かわいいイヌやネコをみると、ついつい手を出してしまいますよね。日本ではたとえペットに手を咬まれても、傷について十分な管理をすればよいのですが、海外ではそういう訳には行きません。思わぬ病気を動物が持っている可能性があります。

狂犬病は症状がでたら助からないという点で、最も心配しなければならない病気です。狂犬病のない国は一部の島国のみです。日本人渡航者の多い、東南アジア、南アジアでは狂犬病で死亡する人が後を絶ちません。イヌ、サル、ネコに咬まれることは多く、十分に注意が必要です。アメリカ大陸では、アライグマ、スカンク、キツネなども狂犬病をうつす可能性があります。コウモリは、接触しただけではっきりした咬み傷がない場合にも狂犬病をうつした例があります。
旅行中の原則として、決して動物に手をださないようにしてください。動物に咬まれた後でも、すぐにワクチン(計5~6回)を打ち始めることで予防できます。動物に咬まれたり、引っかかれた場合には、ただちに地元の医療機関にかかりワクチンを受けてください。

鳥インフルエンザはもともと鳥の病気ですが、直接病気になった鳥や死んだ鳥に触ったり、ごく近くに寄ることによって、人にうつることがあります。人にうつると非常に症状が重くなります。鳥インフルエンザが発生している国では、病気や死んだ鳥に近寄らないこと、ニワトリを多数あつかっているマーケットなどに行かないことを心掛けてください。

この他にも動物からうつる病気はたくさんあります。動物を触っただけの場合も、手洗いをしっかりと行い、病気を確実に防ぎましょう。

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