梅雨~夏の男性の悩みは?

皆様こんにちは(^^)/

梅雨から夏にかけて、多くの男性がお悩みであろう「水虫」!
6月から9月は靴がむれるので、症状がひどくなりがちです。
つらいかゆみに悩まれている方に、本日は水虫の正体とその対策法をご紹介します。

<水虫の種類>
■趾間型……指と指の間にできるポピュラーな水虫で、掻痒感を伴う
■小水疱型(汗疱状)……足底・側面に発症し、いろいろな症状を伴う
■角質増殖型……かかとのひび割れを主体として、この角質が割れると痛みを伴うことがある
■爪白癬(つめはくせん)……爪の間に白癬菌が感染し、爪の色を変色させる
「この中で厄介なのは爪白癬で、通常の外用薬では爪甲を通過して薬が届かないため治療が難しいです。こういった爪白癬は抗真菌薬の全身投与などが試みられてはいますが、肝機能に異常がある患者さんなどは副作用のために使用が制限されます。一方で最近開発された『クレナフィン』という外用薬は、爪甲を透過して白癬菌にまで薬を到達できる工夫がされており、1年間の使用が前提になりますが、簡便で有効性の高い治療法です」(井上特任教授)。

<予防法3選>
足指までしっかり洗う
まずは、足指を清潔に保つということが肝心。お風呂に入っても体や髪はしっかり洗うのに、足指まで石けんを使って洗っている人は結構少ない。ただの水洗いでは水虫菌を除去することは不可能。殺菌力の高い石けんを用い、指の腹を使って丁寧に洗おう。

バスマットに菌を寄せ付けない
洗浄後は速やかに乾いたタオルで水分を除去して、乾燥に努める。バスルームに置いてあるバスマットなどは、毎日交換することが基本と覚えておこう。
「ちなみに、大衆浴場などに敷かれているバスマットを入浴後に踏むと、100%水虫菌に感染します。それでは国民全員が水虫になってしまうわけですが、実際に感染する人としない人の差は何かと言いますと、『タオルなどを使って足元を乾燥させているかどうか』です。この工程があるだけで、70%以上の感染を予防できるといわれています」(井上特任教授)。

フローリングやカーペットに素足は厳禁
自宅で過ごすとき、靴下を履いているだろうか? 「乾燥させるためにはだしになる」という人も多いが、あまりおすすめできない。はだしは発汗時に水分の行き場がなくなるからだ。
逆に、綿の靴下をしっかり履いて汗を吸ってもらい、乾燥させるほうが清潔さを維持できる。「フローリング・カーペットに素足」は、かえって不潔と考えた方がよい。

<靴のケア>
はだしで歩くわけにはいかないため、私たちの生活に靴は必需品だ。ただ、一日中履き続けた靴の中は極めて湿度が高く、水虫菌にとっては「パラダイス」と言える。しかも、スニーカーでもない限り、靴を洗うのもなかなかできないため、ケア方法に悩む人もいるだろう。
そんなときは、まずは乾燥させよう。その後に除菌スプレーを吹き付けて再度乾燥させる。蒸れた靴にいきなり除菌スプレーをまいても効率が悪いので、乾燥して水虫菌の居心地が悪くなったところで、除菌するのが効果的だ。
同じ靴を毎日履かないというのも重要。可能ならば、職場で靴を履き替え、通気性のよいサンダルなどで仕事をすることもおすすめだ。靴下は水分の吸収性(吸湿性)の高いものや、厚手のものがよい。5本指ソックスなども効果的となる。女性の場合、通勤の際には通気性のよいスニーカーを履き、職場では靴に履き替えるなどの手間をかけると、予防できる確率が高まる。

正しく予防をし、水虫にかからない、また悪化させない工夫をしましょう。