ゴールデンウィークに向けて!海外での感染症予防③~注意すべき虫~

皆様、こんにちは(^^)/
今回は、海外渡航において注意すべき「虫」についてご案内します。

虫(昆虫をふくむ節足動物)には、病原体(ウイルス・細菌・寄生虫など)を運んで、人に病気をうつすものがあります。このような虫はベクターとも呼ばれます。
この中には、体の表面に病原体を付着させて運ぶだけのもの(ハエなど)と体の中に病原体を取り込んで増やしたり、育てたりして人に感染させやすくするもの(蚊やダニなど)がいます。これらの虫は、外国、特に発展途上国ではふつうにいる『虫』としてみられ、年間数千人から数百万人規模の病気の流行を引き起こしています。
病気になって楽しいはずの旅行がだいなしにならないためにも、予防は不可欠です。虫除け対策をしっかりしましょう。

●こんな虫に注意!
①蚊によってうつる病気
黄熱、マラリア、デング熱、バンクロフト糸状虫症、マレー糸状虫症
②ハエ、その他の昆虫によってうつる病気
内臓リーシュマニア症、皮膚リーシュマニア症、オンコセルカ症、ロア糸状虫症
③ノミによってうつる病気
ペスト、発疹熱
④ ダニによってうつる病気
ダニ媒介性脳炎、ライム病、クリミア・コンゴ出血熱、ロッキー山紅斑熱

渡航地域により、うつる病気が違うので、事前に渡航先での病気を事前にチェックしましょう。
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