春に流行る感染症4選!

皆様こんにちは(^^)/

本日は、4月から6月に子供の間ではやりやすい感染症を4つご紹介したいと思います。

①溶連菌
近年目覚ましい流行を見せている感染症です。溶連菌という細菌がのどや皮膚に感染する病気です。好発時期:1年中ありますが、のどは12~3月に、皮膚は7~9月に多い傾向があります。潜伏期間:おおよそ2~3日です。保育所・学校(出席停止期間):高熱の期間は他人への感染力がありますが、抗生剤を24時間以上内服すれば、他人への感染力はなくなります(ただし合併症を予防するために、10~14日間は内服しなければなりません)。

②インフルエンザ
こちらは冬から流行し続け、3月末には終息を見せますが、5月上旬まで隠れて流行り続けています。

③感染性胃腸炎(ノロウィルス、ロタウィルス)
「嘔吐下痢症」「お腹の風邪」「感染性胃腸炎」などの名前で呼ばれますが、すべてウイルスが原因の胃腸炎です。代表的なものはノロウイルスとロタウイルスです。医療機関を受診する頻度は、①ロタウイルス(約30%)、②ノロウイルス(20〜30%)です。乳幼児に多く脱水症で入院することもあるのがロタです。

④水ぼうそう
水痘帯状疱疹ウイルスによっておこる感染力がたいへん強いVPDです。多くの場合それほど重くなりませんが、無視できない数の子どもが重症になり、毎年10名以上が死亡していると考えられています。麻しん(はしか)と同様に空気感染もあり、どこで感染するかわかりません。みずぼうそうは生後すぐにかかることがありますが、とくに多いのは生後6か月から4歳頃です。保育園でかかることも多く、そうなると保護者が仕事を一定期間休む必要も出ます。

4月に入ると、冬の感染症が収束する時期で、春から流行する病気は少ないですが、入園や進級などの生活の変化で、お子さんたちは体調を崩しがちな季節です。鼻水や軽い発熱を発端に、重い病気につながる可能性があります。小さな症状を見落とさず、感染症対策を行ってください。
無題